「Japan Awaits」の二語で始まった Forza Horizon 6、三か月半たったストアには追加コンテンツが26本並んでいます
日本を丸ごと舞台にして、実在する車を550台以上走らせるオープンワールドレーシングです。2026年9月3日時点で定価¥9,800、割引はゼロのままSteamの売上上位に残っていて、同じ日に¥400の車がもう一台ストアに並びました。インストール前に確かめる数字は167GBと、途切れてはいけない回線です。

公式サイトがこのゲームを紹介する文はたった二語です。「Japan Awaits.」[1] Forza Horizon 6 は、シリーズの舞台を日本に丸ごと移したオープンワールドレーシングです。Steamの紹介文の一行目は、550台を超える実在の車で日本の風景を走り、Horizonフェスティバルでレースの伝説になろう、と書いています[2]。オープンワールドというのは、決められたコースだけを回るのではなく、地図の上をどこでも走れる作りのことです。
いま取り上げる理由はカレンダーにあります。5月に出たゲームが9月にもまだ売れています。2026年9月3日に直接調べたところ、Steamグローバル売上22位、韓国売上35位で、どちらのストアでも割引率は0パーセントでした[8][9]。週間集計でも最多プレイ43位、前週44位とほぼ動いておらず、同じ時刻の接続者数は21,388人です[10][12]。発売直後の割引が終わったあとの数字だという点が、この順位の価値です。
同じ日に有料の車が一台増えました。1983年式 Nissan Skyline 2000 Turbo RS、¥400です[5]。この記事の数字はすべて2026年9月3日にSteamストアとAPI、Xboxの公式ページで直接読んだ値です。順位のように一日のうちに動く値には、そのことを添えてあります。
観光客として降りて、東京を丸ごと走ります
このゲームでやることは運転です。Steamの紹介文は、出発点を観光客に置いています。人気の音楽と日本の文化で埋まった世界を歩き回り、渓谷に土地を建て、家を手に入れ、カスタマイズしたガレージに集めた車を並べる、という順番です[2]。東京はシリーズ史上いちばん大きな都市として入っていて、ストアの説明はこの地図をシリーズで最も密度の高いマップと呼んでいます[2]。
一人用のゲームというわけでもありません。Steamのカテゴリ欄にはシングルプレイヤーとマルチプレイヤー、オンラインPvP、オンライン協力プレイがそろって並んでいます[3]。友達と道路を流してカーミートに参加する遊び方、EventLabで自分でイベントを作る機能、Horizon CoLabで一緒に建てる機能も同じ紹介文に書かれています[2]。
Steamが付けた公式ジャンルは三つです。レース、シミュレーション、スポーツ[3]。シミュレーションが混ざっているからといって操作が固いほうだという意味ではありません。アクセシビリティの欄に難易度調整とクイックタイムイベントなしでプレイ可能が入っていて、ゲームパッド推奨とキーボードのみの選択肢が並んでいます[3]。
¥9,800の上に二段、その横に26本
基本の版は¥9,800です。2026年9月3日に調べた時点で日本¥9,800、米国$69.99、どちらも割引率0パーセントでした[3][4]。上に二段あります。Deluxe Editionが¥14,000、Premium Editionが¥16,800です[2]。
段の差額が何を買う値段なのかは、計算で出ます。Deluxeは基本の版より¥4,200高く、Deluxeに入っているCar Passを単品で買うとちょうど¥4,200です[5]。Premiumは基本の版より¥7,000高い。基本の版を買ってから同じ中身をPremium Upgradeで足すと¥8,400かかるので、最初からPremiumを選ぶほうが¥1,400安くなります[5]。
そのPremium Upgradeには6項目が入っています。VIP会員資格、Welcome Pack、Time Attack Car Pack、Car Pass、Italian Passion Car Pack、そして発売後に配信される拡張パック2本です[5]。6項目を単品でそろえると¥16,800になります。まとめの値段¥8,400はちょうどその半分なので、二つ以上ほしい人には単品での購入が損になります。
Car Passは¥4,200の商品です。5月19日から毎週一台ずつ、合計30台を配ると商品説明に書いてあります[5]。同じ車を単品で買うと一台¥400なので、30台なら¥12,000です。このゲームの課金の作りを理解する近道は、この二つの数字を並べて見ることです。
単品の車はいまも増えています。5月18日から9月3日までに¥400の車のDLCが16本登録されていて、間隔はおおむね一週間です[5]。一覧のいちばん下は今日追加された1983年式 Nissan Skyline 2000 Turbo RS です。ほかにWelcome Pack ¥700、Time Attack Car Pack ¥1,400、Italian Passion Car Pack ¥700、Treasure Map ¥400が別に並んでいます[5]。
大型拡張パック2本にはまだ値段が付いていません。単品の2本は配信予定の状態で置かれているだけで、数字が出ているのは¥7,000のExpansions Bundleだけです。そのセットの説明自体が、表示されている配信日は暫定だと断っています[5]。拡張パックを待つ人は、いつ何が来るのかを知らないまま先に払うことになります。
¥2,800で売っているのは車ではなく倍率です
VIP会員資格は、この一覧でいちばん意見が割れる商品です。¥2,800で、一度買えば永続します。商品説明が最初の行に置いている効果が、レース報酬に適用されるクレジット2倍ブーストです[5]。クレジットはゲーム内で車を買ったり改造したりするのに使う通貨です。
その周りに、VIP専用のForza Edition車3台、毎週配られるボーナススーパーホイールスピン、クラウンフレアやエモート、クラクションといった装飾アイテム、そして東京の家の鍵が付きます[5]。装飾は性能に関係しません。車3台も結局は車3台です。問題は最初の行のほうです。
クレジット2倍は、見た目ではなく時間を買う項目です。同じレースを走っても、¥2,800を払った側のガレージは二倍の速さで埋まります。売る側もそこを隠していません。商品名の横に、より多くの報酬を獲得できる永久チケットだと書いてあります[5]。基本無料のガチャと比べれば、上限がはっきりしているという違いはあります。¥2,800が一度きりで、翌月にまた請求が来ることはありません。
ランダム商品は確認できませんでした。ストアページとDLC26本を一つずつ見ていくあいだ、ガチャ形式の商品も確率の表記も出てきませんでした[2][5]。ただ一か所だけ空いています。VIPに付く毎週のボーナススーパーホイールスピンはゲーム内でランダムに報酬を出す仕組みですが、何がどの確率で出るのかを書いた公式ページは見つかりませんでした。有料で売っているのがルーレットそのものではなく、ルーレットを回す機会だからです。
167GBを空けて、回線が切れない場所で
インストール前に確かめるのは四つです。ストレージ、回線、アカウント、言語の順です。
ストレージ167GBは最低条件と推奨が同じ数字で、SSD必須の表記も付いています[3]。この版面で扱ってきた他のゲームが60GBから130GBを要求していたことを考えると、そのなかでも大きいほうです。メモリは最低も推奨も16GB。最低動作環境はIntel Core i5-8400またはRyzen 5 1600に、GTX 1650、RX 6500 XT、Intel Arc A380のいずれか。推奨はi5-12400FまたはRyzen 5 5600Xに、RTX 3060 Ti、RX 6700 XT、Arc A580です[3]。GPUの敷居は低いほうですが、メモリ16GBとSSD 167GBで引っかかる人は出ます。
回線は選択肢ではありません。Steamページの下にある注記は継続的なインターネット接続が必要だと書いていて、動作環境のネットワーク欄もブロードバンド接続を求めています[2][3]。一人で走るだけでも、線が切れればそこで止まるという意味です。同じ注記に、Microsoftアカウントの登録とサービス規約、プライバシーに関する声明への同意がプレイの条件として並んでいて、コンソールとPCを行き来するにはさらにアカウントの連携が要ります[2]。
言語は手厚いほうです。対応言語は23、そのうち音声まで付いているのが10言語で、日本語はそこに入っています[3][4]。韓国語、簡体字中国語、繁体字中国語にも同じ印が付いています。日本が舞台のゲームで日本語音声が入るのは想定内ですが、この規模の新作で韓国語音声まで付く例はまだ多くありません。
最初の十時間と、言語ごとに割れるレビュー
最初の関門はダウンロードです。167GBは回線によっては一晩まるごと使います。その次がMicrosoftアカウントのサインインで、ここで一度つまずくとタイトル画面まで届きません[2]。
入ったら観光客として始まります[2]。序盤の数時間は地図を開いていく時間に近い。道沿いに移動してイベントを開け、車を一台ずつ増やし、自分の好きな区間を見つけます。ここで差が出るのがクレジットの貯まる速さです。VIPを買ったアカウントは同じレースで二倍を受け取ります[5]。Car Passを買ったアカウントは、5月19日からいままでに配信された車が購入した瞬間にまとめてガレージに入ります[5]。両方を飛ばしたアカウントは、車を稼いで買います。
つまり最初の十時間の手触りは、何を買ったかで別のゲームになります。何も足していない側はガレージがゆっくり埋まる代わりに、車を一台買う瞬間が事件になります。Premiumから始めた側は初日から選べるものが多い。どちらがいいとは言えません。ただ、¥9,800の基本の版だけでも日本の地図と550台の車のリストはそのまま開きます。
Game Passを使っている人には、もう一手あります。定額の対象作なので、¥9,800を払う前に十時間を先に使えます。5月5日のXboxの告知は、クラウド、Xbox Series X|S、携帯機、PCで5月19日に配信し、発売初日からGame Passに入ると書いていました[7]。日本のXboxのページも、いまGame Passで遊べると案内しています[6]。
2026年9月3日時点のSteamユーザーレビューは、96,464件中79,540件が好評で「非常に好評」です[11]。他社メディアの点数ではなく、Steamが自分の購入者から集めた票を数えた値です。言語別に分けると絵が変わります。韓国語は1,435件中1,158件が好評で、五つのなかで唯一「非常に好評」に届いています。日本語は1,051件中776件、繁体字中国語は3,380件中2,567件、簡体字中国語は20,183件中14,459件で、三つとも「やや好評」です[11]。日本が舞台のゲームで、日本語の票数が韓国語と近い規模にとどまり、比率では下にいる。理由は作りません。確認できたのは数字までです。
向いている人は三通りです。運転そのものが目的の人がまず一つ。このゲームには物語を追う義務がほとんどありません。次にGame Passの加入者。払う前に十時間を確かめられる人は判断が楽です。最後に、日本語音声でこの規模の新作を遊びたい人です。
止めたほうがいい人もはっきりしています。SSDに167GBの空きがない人、回線がよく切れる人やオフラインで遊べるものを探している人、そしてストアに商品が増え続ける作りそのものが疲れる人です。最後の一つは好みの問題ではなく運営のやり方です。5月から今日までほぼ毎週、新しい有料の車が登録されてきました。来週それが止まる理由は見当たりません。
今日確認できるのはここまでです。残っている問いは三つ。拡張パック2本がそれぞれいくらでいつ来るのか、¥7,000のセットが後から単品の合計より本当に安いままなのか、そして公式サイトが2026年としか書いていないPS5版が年内に出るのかどうかです[1][5]。
出典
[1] Playground Games. Forza Horizon 公式サイト. 2026年9月3日閲覧。
[2] Valve. Forza Horizon 6 Steamストアページ(日本語). 2026年9月3日閲覧。
[3] Valve. Steam アプリ情報API、appid 2483190 日本ストア. 2026年9月3日閲覧。
[4] Valve. Steam アプリ情報API、appid 2483190 米国ストア. 2026年9月3日閲覧。
[5] Valve. Steam アプリ情報API、DLC26本を個別に照会(Premium Upgrade appid 4520360 ほか). 26本すべてを一つずつ開いて名称、価格、配信日、商品説明を読みました。2026年9月3日。
[6] Microsoft. Forza Horizon 6 Xbox公式ページ(日本語). 2026年9月3日閲覧。
[7] Xbox Wire. Coming to Xbox Game Pass: Forza Horizon 6, Mixtape, Subnautica 2, and More. 2026年5月5日掲載、2026年9月3日閲覧。
[8] Valve. Steam グローバル売上チャート. 2026年9月3日閲覧。
[9] Valve. Steam 韓国売上チャート. 2026年9月3日閲覧。
[10] Valve. ISteamChartsService 週間最多プレイAPI. 2026年9月3日閲覧。
[11] Valve. Steam ユーザーレビューAPI、appid 2483190. 全言語と、日本語、韓国語、簡体字中国語、繁体字中国語を個別に照会。2026年9月3日。
[12] Valve. ISteamUserStats 同時接続者数API、appid 2483190. 2026年9月3日の照会時点で21,388人。
スクリーンショット
画像: Steam 公式素材


