ウォレット残高では買えないCERO Z。『Marvel's Wolverine』の8,980円はクレジットカードで払います
Insomniac Gamesが9月15日に出したPS5独占のシングルプレイ・アクションアドベンチャーです。国内価格はスタンダード8,980円、デジタルデラックス9,980円で、日本語音声つき。CERO Zのため、購入にはクレジットカード決済が必要です。
選ぶ前に
- ひとことで
- 日本語音声と細かなアクセシビリティ設定をそろえた一本道のアクションを8,980円の買い切りで遊べる作品で、クレジットカード決済の条件とプレイ時間が未発表である点を受け入れられるかが分かれ目です。
- 始める前に知っておくこと
- CERO Z作品なので、ウォレット残高があってもクレジットカードで全額を支払う必要があります。18歳未満には販売されません
国内のPlayStation公式サイトで『Marvel's Wolverine』の商品情報を下までたどると、注意書きが一つ出てきます。CERO「Z」のコンテンツを買うにはクレジットカード決済が必要で、ウォレットに残高があっても価格と同じ額がカードから支払われる、という内容です[2]。プリペイドカードでウォレットに入金して買う習慣のある人は、ここで手が止まります。
本作は9月15日、PS5独占で全世界同時に発売されました[1]。開発は『Marvel's Spider-Man』シリーズのInsomniac Gamesで、Marvel Gamesとの共同制作です[1]。発売から10日後の9月25日には、PlayStation Blogの投稿紹介企画「Share of the Week」がこの作品一色になりました[7]。以下の価格、言語、レーティング、評価は、2026年9月27日時点でSIEの公式ページとPlayStation Storeを直接確認した値です。
チームを離れて3年、ローガンは呼び戻されます
主人公はウルヴァリン、本名ローガンです。公式サイトの紹介文によると、ローガンは自分の役目はもう終わったと考えていました。そこへ、チームを去ってから3年たったミュータント部隊「チームX」に戻る話が持ち込まれます[2]。人間こそが至高だと信じる実業家ボリバー・トラスクがミュータントを次々とさらっていて、彼らを救えるのはウルヴァリンだけ、という導入です[2]。
舞台は世界の三か所です。凍てついたカナダの荒野、東京の路地、そしてマーベル世界の島国マドリプールをめぐります[1][2]。ジーン・グレイ、セイバートゥース、ミスティークも、ローガンの味方や敵として登場します[1][6]。敵はトラスクに雇われたサイボーグ傭兵集団リーヴァーズ、古い武術を使うハンド、オメガ・レッド、デスストライクなどです[2][5][6]。
公式FAQの答えは短く、はっきりしています。本作はシングルプレイヤーのストーリー主導アクションアドベンチャーで、「オープンワールドではありません」[2]。クリエイティブディレクターのマーカス・スミスは発売前日のインタビューで、その理由をこう語りました。スパイダーマンはニューヨークに結びついたオープンワールドのゲームで、ウルヴァリンはすべてがもっと近く、生々しく、地に足のついたものになった、という説明です[6]。
レイジを溜めて爪を振るう戦い方
戦闘は素早い近接攻撃、ステルス、研ぎ澄まされた感覚を組み合わせたものです[1]。6月のState of Playに合わせてInsomniacが公開した記事に、仕組みが詳しく書かれています[4]。
- 攻撃、パリィ、撃破に成功するたびにレイジが溜まります。レイジは強力な攻撃か、深手から回復するヒーリングファクターに使います。
- レイジを限界まで高めると「レイジ・ティア3」が発動します。画面が白黒と赤に変わる演出で、マーベル・コミックスの短編集『Black, White and Blood』から着想を得ています。
- トルネードスピンやブルラッシュといった「テクニック」を付け替えて戦います。公式サイトはこれを切り替え可能なテクニックとアダプテーションと呼んでいます[2]。
- ジーンの念動力で崩した敵には、とどめの「クリティカルストライク」を仲間と一緒に叩き込めます。
バイクで高速道路を走り、トラックの車列を切り裂いていくような大がかりな場面も途中に入ります[4]。公式サイトの紹介文も、敵を容赦なく切り裂けと繰り返しています[2]。
その激しさはレーティングにも表れています。国内はCERO Zで、18歳未満には販売されません[2]。一方で公式FAQは、アクセシビリティ項目に暴力表現のカスタマイズを挙げています[2]。流血の表現をどこまで抑えられるかまでは、公式ページには書かれていません。
8,980円と9,980円のあいだにあるテクニックポイント
国内の購入の選択肢は三つです[2][4]。
| 商品 | 価格 | 内容 |
|---|---|---|
| スタンダードエディション | 8,980円 | ゲーム本編 |
| デジタルデラックスエディション | 9,980円 | 本編、スーツ5種、爪5種、テクニックポイント+3、予約特典一式(「クラシック・ブラウン」スーツと「鏡の爪」の早期アンロック、テクニックポイント+1、PlayStationアバター4種) |
| デジタルデラックスエディションアップグレード | 1,000円 | スタンダード所有者向けの追加コンテンツ |
スーツと爪は見た目だけを変えるものだと、Insomniacが6月の記事ではっきり書いています[4]。気にしておきたいのはテクニックポイントのほうです。同じ記事は、デラックスがポイントを上乗せして序盤を早く進められると紹介しています[4]。1,000円の差で技の解放が少し早まるので、純粋な見た目の商品とは言えません。ただし本編全体で何ポイント手に入るかは公開されておらず、3ポイントの重さは今のところ測れません。
ほかに買うものは公式ページに並んでいません。シーズンパスも拡張コンテンツの予告もなく、格闘ゲーム『MARVEL Tōkon: Fighting Souls』とのコラボスーツも、発売日から進行で解放されます[5]。国内ではパッケージ版も売られていて、パッケージ版の早期購入でも同じ特典が付きます[2]。
一点だけ気になる表示があります。米国ストアのESRB欄には「In-Game Purchases」、つまりゲーム内購入の表示が付いています[3]。米国でも追加商品は10ドルのアップグレード一つだけで[3]、この表示がアップグレードを指すのか、ゲーム内の別の売り場を指すのかは公式ページからはわかりません。
日本語で聞けるローガン、細かく変えられる難しさ
音声は12言語で、日本語が入っています[2]。表示言語も日本語に対応しています[2]。舞台のひとつが東京の路地なので、日本語音声を選ぶ意味は十分にあります。英語版でローガンを演じるのはリアム・マッキンタイアです[5][6]。
アクセシビリティの項目も充実しています。公式サイトの一覧から、遊び方に関わるものを拾います[2]。
- 難易度調整(詳細)で、難しさを変えたりアシスト機能を個別に有効にしたりできます。
- ゲームスピード(詳細)で、ゲーム全体の速さを落とせます。
- クイックタイムイベントを簡単にでき、パズルはスキップできます。
- ボタンの長押しや連打、同時押しをしなくても遊べ、コントローラーの割り当ても自由に変えられます。
- スクリーンリーダーが、プレイに必要な文字と画面情報を読み上げます。
反射神経に自信がなくてアクションを避けてきた人にも、エンディングまでたどり着く道が用意されているということです。ただ、「イージー」「ノーマル」のような難易度の段階名や数は公式ページに出ていません。クリアまでの時間も発表されていません。
技術面では、PS5 ProのPSSRに対応しています[2]。リモートプレイに対応し、PS5とPS Portalでのクラウドストリーミングはプレミアムサブスクリプションの加入者だけが使えます[2]。
今買う人、待ってもいい人
9月27日時点で、PlayStation Storeの購入者評価は53,632件、平均は4.7です[3]。SIEのストアが購入者から直接集めた評価で、外部メディアの点数ではありません。
向いているのは、『Marvel's Spider-Man』でInsomniacの演出とアクションを気に入った人です。広い地図の収集要素より、一本道で続く物語を好む人にも合います。買ったあとにストア画面をまた開く必要がほとんどないゲームを探している人にも向いています。
待ってもいい理由もはっきりしています。スパイダーマンのように街を自由に駆け回る遊びを期待していたなら、FAQの一行がそのまま答えです。クリアまでの時間が発表されていないので、8,980円の価値を時間で割ることもできません。
購入前に、手元のPSNアカウントにクレジットカードが登録されているかを確かめてください。この作品はウォレット残高だけでは買えません。スタンダードで始めても、テクニックポイントが欲しくなれば1,000円のアップグレードを後から足せます。
出典
[1] Sony Interactive Entertainment. Marvel's Wolverine Launches Worldwide, Exclusively on PlayStation 5. 2026年9月15日発表、9月27日閲覧。
[2] PlayStation. 『Marvel's Wolverine』ゲームタイトルページ(日本). 2026年9月27日閲覧。
[3] PlayStation Store. 『Marvel's Wolverine』スタンダードエディション商品ページ(米国). 2026年9月27日閲覧。
[4] Insomniac Games. Marvel's Wolverine: new gameplay, story details from State of Play. PlayStation Blog、2026年6月2日掲載、9月27日閲覧。
[5] Insomniac Games. Marvel's Wolverine story trailer, new art, composer details and more. PlayStation Blog、2026年7月23日掲載、9月27日閲覧。
[6] Sony Interactive Entertainment. Marvel's Wolverine developers discuss capturing the essence of Logan. PlayStation Blog、2026年9月14日掲載、9月27日閲覧。
[7] Sony Interactive Entertainment. Share of the Week: Marvel's Wolverine. PlayStation Blog、2026年9月25日掲載、9月27日閲覧。
スクリーンショット
画像: PlayStation 公式素材




